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ジリリリリリリ…ガシャンッ!!
時計のアラームと同時に鳴り響いた壊滅音によって
時計は硝子が割れて無残な姿になっている
「ふぁっ…やべ.また時計壊しちまった」
どうやら寝ぼけて力の限り時計を殴り押してしまったらしい
俺は普通の高校一年
崎山 京
容姿やら性格やらとにかく普通
“普通は詰まらない”とか言う輩がいるが俺はそう思わない
“普通が１番”
これが俺の座右の銘
素晴らしいな!うん
さてと.支度しないと学校遅れちまうな
急いで朝ご飯を食べ家を出る
…でもその前に
「行って来ます
父さん.母さん」
玄関に立て掛けてある二つの写真に挨拶を済ませる.これも俺の日課に成りつつある
両親は一年前に交通事故で死んだそれは.あまりにも唐突すぎて悲惨で.直ぐには実感出来なかったけど…
これが現実だから
俺は前を向いて生きてくよ
普通にね
彼はいつも通り家を出発した
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