空の下の愛

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青い空の下タケシくんはママとおでかけです。「ママ天気がいいね」タケシくんは言いました。ママは空を見上げて「パパも一緒に来ればよかったのに…」と誰に言うわけでもなく、つぶやきました。「ねぇママ、パパは何してるの?」まんまるとしたお目でママを見つめました。「パパは家で寝てるのよ」不機嫌そうな顔でママは言いました。優しいタケシくんは「きっとつかれているんだよ、パパいつもお仕事いってるもん。ボクも幼稚園行ってるけど、帰って来るのはパパのほうが遅いもん………でも寝すぎだね。」二人とも微笑みながら歩きました。家に帰ると何故かパパが綺麗な格好で二人を待ってました。「おかえり。」ママはビックリした顔で「どうしたの?なにかあったの?」と聞くとパパは「今日は結婚記念日でしょ、美味しいご飯作ったから」とこたえました。ママが不機嫌だった原因がタケシくんにやっとわかりました。突然タケシくんが聞きました。「ママ、パパ結婚してよかった?」二人は目を合わせ微笑みながらいいました。「当たり前だろ、ママは最高の奥さんだし、ママに出会わなければタケシとも会えなかったんだぞ」「そうよ。タケシは私たちの宝物なんだから」タケシくんはそれを聞いて嬉しくなりました。その夜はタケシくんにとって一生忘れることの無い夜になりました。
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