あたたかい心

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あたたかい心

タケシくんが前のお家に向かっていると途中で道に迷ってしまいました。細い細い路地に入っていくと、そこには見たことのない町に出ました。不安ながらもタケシくんは歩き続けました。しばらく歩るくと公園につきました。そこには優しそうな顔のおばあちゃんが座ってました。タケシくんも歩き疲れ、おばあちゃんのとなりに座りました。するとおばあちゃんは「おや!?こんにちは坊や一人かい?」と聞いてきました。タケシくんは首をたてにふりながら、「パパもママもいないの…僕は一人ぼっちなの」と涙目になりながら答えました。おばあちゃんはタケシくんに「坊や、おばあちゃん家でお菓子を食べるかい?」と聞きました。タケシくんは知らない人にはついていかないのですが、寂しくてとても辛かったのでおばあちゃん家に行くことにしました。おばあちゃん家につくとタケシくんは一枚の写真を見付けました。「おばあちゃんこれだれ?」おばあちゃんは微笑みながら「わたしの子供だよ。ちょうど坊やくらいのときに事故で死んじゃったんだよ」と言いました。タケシくんは涙を流しながら、「僕のママも死んじゃったの…パパはお家に帰って来ないの…僕も一人ぼっち…」おばあちゃんはタケシくんを抱き締めながら「大丈夫かい?坊やは一人ぼっちじゃないよ。おばあちゃんがいるよ、」タケシくんはあたたかい心を感じながら泣き続けました。
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