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瀾葵「そして生まれた子供は京本家の分家貴族の右京家・左京家・中京家に振り分けられるんです。」
綉漓「まぁでも何故か知りませんが京本家の男は全員三つ子なんですよね。」
啼闍「長男は右京家次男が左京家三男が中京家と言うふうに決まっているんです。」
瀾葵「まぁ分家と言っても苗字だけが変わって僕達はずっと一緒に育って来たんです。」
玖雨「でも何でPHANTOM何ですか?」
啼闍「僕達の家は誰も素性を知らないから幻なんだ。」
‐‐‐‐‐‐‐
昔々、ある時代に一つの大きな神家があった。
神家の当主の神様が三つの幻を送り出した。
神様は京の本山に住んでいた。
京の本山に住んでいる神様は左、右、中の平和の乱れを止めるために自分の幻を遣わせた。
右京、左京、中京その三人の幻を保つ為に神様は自分の妻に三人の子供を産ませた。
三つ子の
長男は啼闍
次男は瀾葵
三男は綉漓
神はそう名付けた。
それからその幻を継ぐもの達をそう名付けたのだった。
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