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啼闍「僕らはある意味敷かれたレールを歩いて来た。でも三人でやりたい事をしてきた…いつも」
瀾葵「いつも家柄のせいで本当の親友を作る事が出来なかった。でもそのぶん両親はすきにさせてくれた。」
綉漓「大学はレッドフォードに通わせてくれたりいろいろな点で普通に扱ってくれた。」
啼闍「僕達も何故卯月が僕らに君を会わせたのかが分からない。」
卯月「……似てたから……」
玖雨「似てた……?」
卯月「ああ。四人共背負って居るものは違えど悲しい顔がどうも飛月とかぶって……心の中で……飛月が何とかしてあげてってずっと言ってる気がして……ほっとけなかった。」
玖雨「いいなぁ……」
卯月「えっ………?」
玖雨「こんなに弟思いの兄が居るなんて。」
卯月「本当に飛月はそう思ってくれてたのかな……」
聖恋「思ってたよ!」
卯月「聖恋……」
聖恋「私飛月から預かってる物があるの。」
卯月「預かってる物?」
聖恋「(頷く)これ。」
聖恋はそう言うと一枚の手紙を出した。
卯月「遺書?」
聖恋「飛月はそうは言って無かった。」
卯月「誓いの…書…」
聖恋「そう。私玖雨君が来て思い出したの。飛月が本当に卯月が悩んだら渡してくれって行った事。」
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