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親愛なる兄へ
貴方がこの手紙を読む頃には僕が死んでから何年経ったのでしょうか。
卯月、僕は貴方のような人が兄で本当に救われました。
生まれた時から体の弱かった僕は外に遊びに行く事もできづに居た僕を貴方は沢山の話で僕を元気づけてくれて居ました。
今度は僕が卯月を励ます番だね。
今この手紙を読んでいる卯月は何に悩んでるかは分からないけどきっと大変なんだろうね。
でも僕はどんな卯月も助けたい。
だからこの手紙を残そうと思う。
僕はずっと卯月が羨ましくもあり妬ましくもありました。
僕は家の庭にも出てはいけないと言われていて僕も卯月のように学校でたくさん勉強したい。友達も作りたい。と思って居た。
でも卯月がたくさん僕に友達を作ってくれたね。
凄くうれしかったです。
僕が早く死ぬのを知って居たからたくさんのことを経験させてくれた君は人として兄として家族としてとてもかけがえのない存在です。
だから頑張って僕の分まで生きて幸せになって下さい。
霧氷 飛月より
Ps 今まで本当にありがとう………うーちゃん。
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