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飛月「だからありがとう。僕にたくさんの思い出と記憶をくれた。」
卯月「思い出と記憶は一緒じゃないのか?」
飛月「他の人が一緒でも僕には違う。思い出は僕の楽しかった記憶が詰まってる。でも記憶は嫌な事……卯月と喧嘩した事とか卯月が生まれつき苦しんでたとか悲しい事も僕の頭に焼き付いているんだ。」
卯月「全部俺の事なんだね。」
飛月「当たり前だよ。嬉しかった。僕の事をたくさん考えてくれる兄だから僕も兄さんの為に考えた。聖恋に憑けばもう一度卯月と話が出来ると思ったからね。」
卯月「でもどうして憑けると思ったんだ?」
飛月「卯月が高校生の時の研修中に聖恋は僕と一緒に家に居たんだ。その時に死んだ白い鳩が僕に伝えたんだ卯月にもよろしくってその時に気づいたんだ。本当に伝えたい時は憑けるって。幸い聖恋もその時の記憶もあるしね。」
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