PHANTOM

17/19

168人が本棚に入れています
本棚に追加
/134ページ
卯月「じゃあお前は俺にどうしろって言うんだよ。俺は聖恋と居ても罪悪感でいっぱいなんだ。俺が聖恋と付き合って飛月はへこんでた。俺は別に一緒にいれるだけでよかった。なのに恋人になって俺と聖恋が一緒に居る所を見ているお前の顔は嫉妬や絶望が浮かんでた。そんな顔を見てた俺にどうして欲しかったんだ?」 玖雨「気にしないで欲しかったんじゃないのかな……」 卯月「………えっ?」 玖雨「飛月さんは分かってた。聖恋さんが卯月さんを選ぶ事を。だから飛月さんは聖恋さんを自分が愛す分を卯月さんに愛してあげて欲しかったんじゃないのかな?」 卯月「……でも俺は人を愛せない…好きになる事はできても人を愛する事が怖い。愛の裏になってしまう事が怖いんだ…」 玖雨「そんな事は時間が解決してくれる。一緒に居れば愛しい気持ちが芽生えてくる。それまできっと…」 聖恋「私待つよ。」
/134ページ

最初のコメントを投稿しよう!

168人が本棚に入れています
本棚に追加