PHANTOM

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聖恋「分かってた。卯月が人を愛せない事。いつか自分を裏切る。そう決め付けてたから裏切られるなら愛さなければ傷つかないそう考えたんでしょ?小さい頃に。でも私は卯月を愛してるから。愛してるから待つ。いつか卯月が私を愛しい瞳で見てくれるのを。だから………だから飛月と喧嘩なんかしないで!私にとって二人は憧れの兄弟なんだから……喧嘩なんかしないで!」 卯月「聖恋……きっと俺は愛してると思う。ただ一歩が踏み出せないんだ……もし聖恋が俺を拒絶したりするのが怖いんだ。だから…」 聖恋「大丈夫だよ。拒絶なんてする訳がない。だって生まれてからずっと卯月しかみてないもん。」 卯月「聖恋……」 聖恋「だから小さい頃に妹みたいって言われて凄くショックだった。でも何年もかけて頑張った。卯月に女の子って認めて貰う為に。だから告白受けてくれたときは凄く嬉しかった。愛してるよ……卯月。」 「……俺も…愛してる……聖恋……」
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