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李玖Sido
次の日玖雨の病室に行くと玖雨が頭に包帯を巻いて寝ていた。
李玖「玖雨どうしたの?!」
玖雨「いや昨日屋上に少しだけ行ったら落ちそうな鳥が居て助けたら発作が出ちゃって……」
李玖「でも大きな怪我なかったの?」
玖雨「うん。」
李玖「良かった…ッ…」
玖雨の前じゃ泣いちゃいけないのに…
そう決めたのに…
玖雨「李玖!?泣いちゃダメだよ。ほら。」
李玖「うん…ねぇ玖雨。玖雨はまだ死なないよね…?」
玖雨「分からないけどもっと生きたい。」
玖雨が初めて告げた。
もっと生きたい
という気持ち。
いつもは
いつ死ぬのかな?
って言うのに今日は前向きな気持ちを口にした。
玖雨の中に何かが芽生えた。
玖雨私はいつでも一緒だよ?
だって双子だもん!
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