14才の冬

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李玖Sido 玖雨があんなこと思ってたなんて知らなかった。 勢いで出てきちゃったから今更戻れないよ… こうなったら玖雨が謝るまでアタシは玖雨の病室に行かない! 玖雨悲しむかな……? ダメダメ!そんなこと考えちゃ! でも誰かに聞いてほしい…両親には絶対言えない…こうなったら…でも… 私は一週間玖雨の病室には行かなかった。 どうしたらいいのかな… 玖雨どうしてんだろ… 私は成秋に相談しようと思って全てを話した。 成「本当は心配なんだよ。玖雨は李玖の兄ちゃんだろ?だからずっと李玖の事生まれてから見て来たんだよ?玖雨の観察力は凄い。だから誰か他人から察したんだよ。でも李玖は玖雨や俺に比べるとドジだし子供っぽい。だから心配なんだよ。僕がやんなきゃ誰が李玖を守るんだよ!って…だから後4~5年かもしれない。でも李玖には自分みたいに中途半端に人生終わって欲しくないからもし死んでも李玖の心の中にはずっと生きてるよって言ったんじゃない?俺も玖雨の立場だったら同じ事してたな…」 私はいつの間にか泣き出していた 成「り………李玖!ごめん…泣くなんて思って無かったから…」 李「ううん。成秋は悪くないよ…」 成「じゃあ玖雨の病室行こうか?」 李「うん…」 病室に向かった私と成秋。でもまさかあんな事になってるなんて思っても無かった。
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