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カナと別れてから辺りがオレンジ色に
染まろうとしている。
メイドのタマじゃなくて…
タナさんが部屋へと呼びに来た。
タナ「そろそろ夕食の準備ができました。」
滝「すぐいくよ。」
返事をして客間へと向かう。
なぜ客間かというと今日から
蔵の儀があるということなので
親戚達も集まっているのだ。
とりあえず無駄に長い木の木目が綺麗に
並ぶ廊下を進んでいく。
客間の前へと到着するとノックをして襖を開け
一礼して自分の席へと向かい腰を下ろす。
この客間はとても広くて親戚が
集合しているにも関わらず
余裕で座れる部屋の広さ。
キョロキョロとしていると親戚一同から
視線を向けられた。
これだけの視線はさすがに耐えれない。
そんなことを考えていると背後から人の
気配を感じた。
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