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「そっかあ。まぁ晃は中学のときから剣道部だったしな!」
「まぁな」
そんなことを話しながら俺らは1年生の教室へと向かう。
教室の前には各クラスの生徒の名前が貼り出されていた。
「えっとー、俺らは…――」
「うっわ」
…俺と裕也はまた同じクラスだった。
…やっぱ腐れ縁だ。
「また一緒だな♪よろしくっ!」
裕也が楽しそうに言う。
俺は「何年連続だよ…。」と苦笑いした。
そうして裕也と教室に入り、俺は咄嗟にあの人の姿を探した。
でも、いくら探してもあの綺麗なキャラメル色の髪の毛は見当たらなかった。
俺らの組は1組。
この学年は全部で4クラスある。
じゃあ2~4組のどれかか…。
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