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「明日から、毎日休み時間と放課後にここに来て。仕事を覚えてもらうから。」
白鳥千紗が、言った。どうやら、彼女は僕の事が嫌いなようだ。言い方に いつもトゲがある。
「毎日ですか?!」
「仕方ないでしょ 仕事覚えるまでは!はい、帰ってよし。」
なーんか、嫌な予感がする…
「いいなぁ。まこっちゃんは、愛様に気に入られてるみたい。僕は、蚊帳の外か…」
翔太は、そう言ってファッション雑誌を広げて見ていた。
少し覗いて見ると、そこには花園愛が、タンクトップにショ-トパンツという姿で載っていた。
「えっ!?彼女なんでここに?」
「まこっちゃんは、本当になんも知らないんだな。彼女は、friendsの専属モデルなんだよ。しかも、今月は初めて表紙を飾ってるんだ。売れっ子モデルの仲間入りなんだよ。」
「ふ~ん。道理であのオ-ラはタダ物じゃないと思った。」
「ふ~んじゃないよ。愛様について、もっと教えてあげよう。
母は、女優の花園瑠璃子、父は代議士の花園光太郎で愛様は超お嬢様なんだ。」
「アレッ、まこっちゃんは、どこ?もう最後まで話聞けよ!」
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