プロローグ

3/4
前へ
/97ページ
次へ
「お早う。愛。たまには家族で食事もいいもんだな。」 父こと 花園 光太郎 55歳 代議士の彼も忙しくあまり食事を共にすることはない。 というわけで、小さな頃から両親にほったらかされていた私を育てたのは、メイドの幸と教育係兼運転手の雅おじだ。 両親はともかく私は2人は大好きだ。 「愛 そう言えば、貴方の学校は今日から新学期よね。なにも変わったことはないの?」母が尋ねる。 「何もないですわ。御母様。そろそろ私学校へ参ります。生徒会の打ち合わせがあるもので、お先に失礼します。」 本当は 学校が経営困難になり 今日から女子高の聖マリア学園に男子が入学してくる。 母に言うと話が大きくなりそうで、面倒臭いので 言わないでおいた。 そんな事で学園の理事長の所へクレ-ムを言いに押しかけられては、困る。 私自身 今度は男の奴隷を校内に育てることが出来ると思うとワクワクしている。 そう、私が生徒会長をしているのは 全校生徒&先生を牛耳るためなのだ。
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

435人が本棚に入れています
本棚に追加