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出逢い
「先生、僕、学校辞めます!」
「何言ってるの。何があったの! 宗流君。」
「母の病状も良くないし、学費が払えないんです。僕、働きます。」
そう先生に告げると職員室を出た。
「待って、宗流君!」
先生が、追いかけて来る。
「私の友人が講師をしている私立高校が奨学金制度で生徒を募集しているの。 成績優秀な貴方がこの学校を辞めてしまうのは悲しいけど、高校は卒業したほうがいいから。パンフレット渡すから、考えてみて。」
僕は、パンフレットにを手に家へ帰った。
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