母の日

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モモスはふぅ、とため息をつくと写真を見つめた。 本当は、母のことが大好きなのに。人前では、好きじゃないと言ってしまう。 本当は母だって僕を置き去りにしたわけじゃない。僕を守って…殺されてしまった。 こんなに素直じゃない、ひねくれたこの僕を 必死に守り抜いてくれた、大切な母だった。 そう思うと、また涙が頬を伝った。 「僕は、ほんと…ダメな子だよね」 聞こえるはずのない言葉を、モモスは独り部屋で呟く。 そんな僕を大切に育て、愛してくれた 命を落とすまで、必死に僕を守ってくれた だから今ここで僕はこの花束を贈る 素直な気持ちで、心を込めて
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