運命の文化祭

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ふと、ライデンがジゼルから目をそらした。 ジゼルは、少し困ったような目つきでライデンを見た。 …彼が目をそらす時は、良くない事を言うときと決まっているのだ。 短い沈黙の後、ライデンが再びジゼルを見た。 そして 『この…タイムマシンは、文化祭に出さないことにします』 『…え』 破られた沈黙 その言葉に、ジゼルは我が耳を疑った。 『なっ…なんで突然…』 『リスクが…おおきすぎたんですよ』 『でもそれ…一生懸命作ってたし…』 「とにかく、これは出しません!!」 「あっちょっとライデン君!?」 突然準備室を飛び出したライデン。 それを追うジゼル。 …しかし、そのジゼルの足はすぐに止まった。 「…ライデン君…」
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