運命の文化祭

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…あの時。 もし、自分があの場から飛び出していなかったらこんなことにはならなかっただろう。 ただ、今はもう遅い。 「学校が…消えた…!?」 後ろから聞こえた、ざわめきの声。 その声は、まるで何かに吸われてしまっていくかのように無へと、溶けていく。 ただ残るは 後悔と 不安 「ジゼルさん…っ」 音が溶けゆく中、かすかに聞こえたライデンの声。 その声もまた、無へと消えた。
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