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月が赤く染まり
木々が不気味に笑い出す
黒い霧が辺りを包みこむ
そこにぽつんと揺れる影
ニヤリと笑う小さな口元
彼はハロウィンの今日だけ現れる
そう、彼の名は
―小悪魔ベルセルク―
「ベセク ルセルク」と呪文を唱え
お菓子を求めて歩き出す
耳を澄ませば聞こえてくる
彼の楽しげな歌声が
スキップしながらやってくる
小悪魔のたくらみが
♪子供だからって馬鹿にするな
僕の魔法でいたずらするぞ
♪子供だけどベルセルク
一人前の小悪魔さ
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