新撰組を夢見て
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葉が散りゆくこの道で ゆっくりと歩む影一つ 「もう冬か」 ボソリ、と呟く少年 彼の名は、阿須賀 伊佐武 新撰組に憧れはじめ、真の名を捨て故郷を出てからもう何度、この冬が訪れたのだろうか… そんなことも数える気さえ起きず、あちこちを雲の如く放浪するだけの旅 いい加減、うんざりする だが、帰る場所などない俺には、放浪を続けるほかないのだ
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