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命からがらミラルダに帰還したツルギとロック
腕の応急処置を受けた後、船長へ報告に向かった
ツルギの後ろをトボトボと、うなだれながらついて行く
ツルギを傷つけ、裏切った
この事実が消えるわけもなく、ツルギはロックに何も言わないが、恐らく船長に報告されてしまうだろう
船長に報告されてしまえばもう、このミラルダに残る事は出来ない
下手をすれば噂が流れ潜水士として働けなくなる
しかしロックは黙っておいてくれとは口が裂けても言えない
目の前を歩くツルギは裏切った自分を助けに来てくれた命の恩人なのだから…
ロック(終わったな…命があるだけでラッキーか…)
半ば諦めの境地でツルギの後ろをついて行く
そしてツルギは足を止めた
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