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ーー3年前ーー
ツルギ「あ~ぁ、仕事もなけりゃ金もない…こんな不況じゃガキの俺に仕事なんてくれねぇか」
当時16歳の俺は施設を脱走して自由を手に入れた
物心ついた時には施設にいた
勿論、親の顔なんて知らない
でも俺は親を怨んでなんかないんだ
色々理由があって俺を捨てたんだろうし…
今更、「私があなたの親です」って現れられても困るしね
ツルギ「しっかし………ハラ減ったぁ…」
施設を脱走する時に持ってきた食料もお金も底を尽きた
ツルギ「素潜り手掴みで魚って捕れるのかな…?」
って呟きながら海を眺めてたら、あのオッサンが声をかけてきたんだよね
オッサン「おい少年!」
ツルギ「ん?」
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