君と僕

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  「ただいま~」 『あ、お帰りなさい。バイトお疲れ様だね!』 「疲れたよ……マジで」 『あははっ!なら私と話す時間削って寝れば良いじゃない』 「俺から癒やしを取り上げないで下さーい」   何気ない会話   何気ない時間  最近、初めて彼女ができた。十代ギリギリまで彼女が出来なかったから、正直、すごく緊張する。 『マサトさん』 「なんですか、ミサキ"さん"」 『あ……マサト……?』 「うん。何、ミサキ?」  下の名前で呼び合うだけでも緊張する。  端から見ればじれったいのだろうけど、俺たちは俺たちのペースで慣れていこうと思う。 『私たち、いつかちゃんと、面と向かって会える日が来るのかなぁ?』               .
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