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高校一年の時、廻りに馴染めない僕にそっと話しかけてくれた、その人岡君‼。眼鏡が似合う団子鼻の岡君。
人見知りの疑い症の僕にやさしく、昼休みに食堂に誘ってくれる岡君。
一人だったら食堂にさえ行けない僕をやさしく「行こうかぁ!」て声を毎回賭けてくれる岡君。
僕らは釣りが大好きだ。
言い忘れたが高校生活岡君無しでは語れない。
とある高校一年の夏休み、またまた岡君がやさしく「釣りいかへん?」て誘いの電話があった。
嬉しすぎてテンションがうなぎ登りになった。
しかし釣るのは淡水魚のブラックバス。
どうでもいいが、友達の誘いは久しぶりなのである。もちろんオッケイだ。早速明日の朝6時に、とある駄菓子屋の前に待ち合わせをし、僕は釣り屋さんにルアー(作り物の魚に針付いてるやつ)を買いに行いった。
少々高いけど千二百円のいいやつを買った。
そして次の朝遅れず6時に駄菓子屋に着くと、もうすでに岡君がいた。
僕が「待った?」と言うと、岡君が「楽しみで速くに目が覚めた!40分前には着いてたかな!」と微笑みながら言った。
僕も微笑み返した。
そして、30分位で池に着いた。
山の池なので、空気がいいのと自然の宝庫だ。
僕は早速、買ったばっかしのルアーを糸に付けた。
さすがに楽しみにしてたのか手が震えて結ぶのに時間がかかった。
結びおえて右を見ると岡君すでに釣りを始めていた。焦って先を越されまいと僕も始めた。
足元は四角いブロックを積んであって水面から三メーター位ある。
ブラックバスは向こう岸の際にいそうなのは岡君も感じているのか足元ギリギリで投げ釣りをしている。
先を越されまいと僕も負けじと岸際を狙い、ルアーを投げる。
その時僕のルアーが向こう岸の木に、買ったばっかりのルアーが引っ掛かった。脂汗が顔いっぱいに溢れた。なんとか竿を左右上下にしてルアーを助けようと必死になった。
そのニ分後に岡「」
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