奇跡

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「別れよう」 中学時代からの彼女に突然別れ話を切り出された。 戸惑いながらも私、当時なら僕は、必死に引き止めた。 理由は「忙しいから」だった。 確かに人気が出始めたと実感している。彼女との時間も大切にしているつもりだった。しかし彼女には足りなかったのだろう。 大きな喪失感に襲われた僕は引きこもった。生きることすらどうでもよくなった。
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