奇跡
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人間墜ちると甘いことは何でも信じてしまうものである。 普段なら聞かないことも、今は神の声に聞こえた。 『怨んでいるなら殺してしまえ。 死にたいなら死んでしまえ。 だがただ死ぬのはつまらない。 どうせならみんな巻き込んで死んでしまえ。 手筈通りにな。 日時は……そうだ、正月に神社で』 その声が誰のかはもう覚えていない。覚えているのは悲劇の正月、血の誕生日。 正月、それは僕の誕生日だった。
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