【第二章】

11/16
前へ
/152ページ
次へ
「ふう。」 全速力で(父さんが)走り続けて約10分。 なんかよくわからないがエレベーターらしきものに乗っている。 「…………蓮…」 ………あれ。なんか顔が近いのだが。トウサンヨ。 「蓮……」 「な…なにか?」 「もう…橘には近づかないで…?」 父さんは少し寂しそうな顔をして もうくっつきそうな距離にいる俺の瞳を見つめる。 面白いくらい格好いい父さん。(俺が言うからよっぽどだぜ?) なんか…年取んないヨネ。 「わっ分かったから顔…離して?」 って当たり前だが父さんに問う。 ちゅ 「…………」 なんか……きす…サレタンデスケド!? 「ななななな!!」 無意識に顔が熱くなるような気がするけど気のせいでありたいけど気のせいではないらしい あれ?俺どんだけてんぱってんだよw← 「蓮が可愛いからつい。」 父さんがクスクスと笑いながら言う。 可愛くねぇよ 「そんな顔してると…またするよ?」 「丁重にお断りします」 .
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7737人が本棚に入れています
本棚に追加