【第二章】

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やっと解放された俺。 これは…疲れる… タイミング良くチーンと陽気な音がして扉が開く。 「さあ。最上階だ。」 「うっ!」 眩しっ! 床にしかれた絨毯は赤く輝き。なんかよくわからないセンスをした置物は何が良いのか分からないが高級そう。 そして何より。 「ここが理事長室だよ」 豪華すぎる扉… ………こんな装飾いんないじゃんよ… 「お邪魔します…」 俺は部屋の中へと足を進める。 おぉう…… 中もものすごいな… 「蓮。ひとまずここに座って?」 父さんは部屋の中央らへんにあるソファーに腰をかけていて、自分の隣をパフパフと叩く。 「うん。」 俺は普通に腰を下ろすとポフっという音がしてとてもやわらかいことに気づく。 なにこれ……座りごごち良すぎ! 「寝れるわ…このソファー……」 俺がボソッと呟くと父さんは小さく微笑み頭を撫でてきた。
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