【第二章】

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「いいかい……蓮。 今から言うことは必ず守って」 さっきとは表情が一変して真剣な顔。 こりゃ真面目にきいた方が良さそうだな… 「まず始めに。 そのカツラと眼鏡は外さないこと。 次に、人にはいつでも緊張感を持って接すること。 最後に… 生徒会には絶対に近づかないこと。 いいね?」 いや、よくないんですけど。 そしてつっこみどころ有りすぎなんですけど。 まあいっか。 「分かったよ」 「絶対に絶対だよ?」 父さんは俺を凝視してずいっと近づく。 「分かったから顔が近い!」 「それならいいんだけどさ。」 そういいながら渋々顔を離す。 面倒くさい… バァン! そんなことを呑気(?)に考えているといきなり、俺達が入ってきたドア (簡単に言えば理事長室のドア。) がものすごい音を立てて開く。 「理事長!」 次から次へと 「逃げるなんてひどいですよ!」 うるさいなお前は
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