【第二章】

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「さてと、蓮。」 橘が出て行くと父さんが。 「本題に入るんだけど…」 ああ…まだ続くんだ… 「………あ。」 「?」 やばい。 「…お腹減った」 俺が呟くのと腹の虫がなるのが被ったような気がした… 「…ブハッ!」 いやいや、なに吹き出してんスか父さん。 流石の俺でも傷つくわ。 「………」 無言の睨みをきかせてひたすら凝視。 だが父さんは大爆笑のままおさまる気配が無い… -------------… 笑い続けてもう二分。 「ふう」 やっと一息ついた。 いや、どんだけ笑ってんすか 「じゃあ昼食をとるついでに話すよ」 まだクスクス笑う父さんに少しイラつきながらうん。と相槌をうった。
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