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父さんはどこかしらに電話をかけている。
…ルームサービスみたいな感じかな?
食堂を見てみたかった俺は少し不機嫌
「蓮、何か食べたいものある?」
「別にない」
本当は大好物が食べたかったけど、なんとなくやめた。
俺が無愛想な返事をすると困った顔をした父さんが見えた
…ちょっとひどかったかな
せっかく頼んでくれてるのに
電話口に向かってなにやら話している父さんに少し罪悪感
「じゃあもうすぐ来るからちょっと待っててね!」
俺は返事もせずただ座って自分の膝を眺めていた。
それから間もない1分後
なにかの機械音が部屋に響いた
……まさかな
いくらなんでも早すぎるような気がする
「どうぞ」
「失礼します」
父さんが応えると、その言葉に応じてスーツを着た男の人が料理を積んだカートのような物をひいて入ってきた。
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