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本当に早かった。いつの間に作ったのだろうか…
無駄な動きが無いことから、なんとなくベテランさん(!?)だと把握出来た。
……ような気がした。
「これはこれは、随分と綺麗なお嬢様ですね」
ベテランさん(!?)は心から楽しそうに笑って俺を見た
冗談だろうし乗ってやろうかな
心の中でニヤリと笑う。
「有難う御座います」
俺はそんな内面を感じさせないような素晴らしい笑みでこたえた。
……自分で言っちゃってごめんね
「いやいや、蓮は僕の息子だよ」
父さんは負けず劣らずの輝かしい笑みで言う。
「………え?」
本気で驚いた顔をして固まるベテランさん(!?)。
あっは~。
まさか冗談じゃなかったとかないよね?
……………うん?
「すっすみません!私はてっきり…」
冗談じゃなかったんですかい
俺の服装を見ろ
ズボンじゃねーか
いや、てかここ男子校じゃねーか
思いっきり焦る執事さん。
さっきの笑みのまま微笑む父さん。
あのまま固まる俺。
なんか……苦笑いしか出ねぇ……
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