【第一章】

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「來……いつも言っているでしょう。蓮には自分で起きられるようにしなければと…」 母さんは俺の後ろに立っている兄貴の名前をさす やっぱりだらしなかったですか。 ドンマイ、俺 「いいじゃないか母さん。こんなに蓮は可愛いんだから。」 「可愛くねぇ」 ………何時もこんな感じに過ぎていく。 はずだった。 あの母の言葉が無ければ。 「………あ。」 何かをふと思い出したように呟く母さん 「?」 俺が首を傾げると兄貴がまた抱き上げてきた 暖かい体温と僅かに聞こえる鼓動 ダメだ 眠い 嗚呼… またあったね睡魔くん
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