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「來……いつも言っているでしょう。蓮には自分で起きられるようにしなければと…」
母さんは俺の後ろに立っている兄貴の名前をさす
やっぱりだらしなかったですか。
ドンマイ、俺
「いいじゃないか母さん。こんなに蓮は可愛いんだから。」
「可愛くねぇ」
………何時もこんな感じに過ぎていく。
はずだった。
あの母の言葉が無ければ。
「………あ。」
何かをふと思い出したように呟く母さん
「?」
俺が首を傾げると兄貴がまた抱き上げてきた
暖かい体温と僅かに聞こえる鼓動
ダメだ
眠い
嗚呼…
またあったね睡魔くん
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