龍に仕える梟

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「みき」 「さねすえ、ですよ殿。 ・・・で、今日は何ですか?」 「出かける。俺を護衛しろ。」 「仰せのままに、殿。」 私は、東北の誇り高き龍の家に 仕える、闇の者。 名は、支倉影一郎佐実季。 よく殿からは「みき」、と 呼ばれる。 殿は自由本邦で豪放磊落。 発想力や創造力は他に類を見ない 程、優れている。 そんな殿に仕える事が出来て、 私は嬉しいと思ったのだが…。
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