3人が本棚に入れています
本棚に追加
そう言うと、オーフィンは下に降りて行った。
「おはよう、オーフィン。
相変わらずの寝ぼ助だな」
下につくと青髪の青年が俺に気付いたらしく軽い挨拶をした。
「大きなお世話だよ、ゼル。
…今日も用心棒か?」
ゼルと呼ばれた青年は、机の上にある椅子を下ろしていた。
「悪いか? 旦那が居ない時に恐い客人が来たら、君達2人じゃ刃が立たないだろ」
そう言いながらゼルは、椅子を下ろし終えたテーブルを拭きあげる。
「ふん。 本当は、姉さんの手料理を食べたいが為にやってるんだろ?
もう結婚すれば良いじゃん」
俺は、からかう様にゼルに話しかけた。
「へっ、け、結婚?
い、いや、いやいや。 ま、まだ早いよ。
それに、それは旦那の許可も欲しいし」
ゼルは、物凄い勢いでテンパって話しだした。
「それに…」
「オーフィン。
早くご飯食べてって言ってるでしょ。 …あら、ゼルさん。 お早うございます」
ゼルが話していた時に、カウンターの奥のドアが開き金髪の女性が現れた。
最初のコメントを投稿しよう!