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「あ、あれは…
俺が、"誘眠の実"を多く食べていたからだよ。 あっ、今日は食べて無いから大丈夫」
ゼルは、面目無い様子を見せてから微笑んだ。
「へっ、"誘眠の実"ねぇ…。
確か、その実を食べた後に食事をすると急激な眠気に襲われるんだっけ?
つか、何でそんなのを飲んだんだよ」
俺は、ゼルの行動を突っ込んだ。
「いやぁ、小腹が空いてて…
でさ、食料を探してたらそれを見つけてしまった訳」
聞いてみると、物凄くアホな理由だった。
俺は、呆れ果てしまいライラを見てみると苦笑いをしていた。
そんな感じのくだらない話をしながら俺等は朝食を済ませ、各々の役割分担を始めた。
「それじゃ、行ってきまーす」
俺は、ライラに頼まれた買い物をする。
「しかし、こんなに書いて俺が持ち運べる訳ないだろ」
買い物リストを見ながら愚痴る。 そこには、何十種類の食料の名前が書いてあった。
「よし、帰ったらなんか作ってもらおう」
そんな感じで歩いて行くと、賑やかな声が近付いて来た。
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