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「さぁ、いらっしゃい。
今日も、色々仕入れているよ。 あ、そこの奥さん。 どうだい、今日仕入れたての野菜。 買っていかないか?」
真っ先に聞こえたのはこの町で、野菜と果物を売っている店だった。
「オッチャン、おはよ。 今日も元気だね」
俺は、呼び込みをしている男性。
この店の主、リオルに声を掛けた。
「おう、オーフィン。
今日も手伝いか? 良い事だな。 あ、そういえばあれはどうだった?」
リオルは、こっそりと耳打ちをしながら話してきた。
「あぁ、あれね。 大丈夫だったよ」
俺の言葉を聞いてかリオルは安心した様な顔をした。
「そうか、お前さんが言ってた"激闘猪"の大好きな食べ物と聞いて、一応栄養が高い"甘味ドングリ"を薦めたが少しばかり不安でな」
リオルは、顎を擦りながら話してる。
「大丈夫だと思うよ。 それよりも俺、野菜買いに来たんだけど…」
「おー、そうだったな。 で、何買うんだ?」
不安になっているリオルは、俺の言葉で商売の雰囲気を取り戻した。
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