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「堅葱と人参、パプリカに黒イモ。 あと、ニンニクと花生姜」
メモに書いてある野菜リストを読みあげる。
リオルは、俺が話した順番通りに食材を集める。
「いつも買ってくれてありがとな。 そうだ、新しいやつが手に入って調理したやつがあるから食ってってくれ」
そう言うとリオルは、店の中に入って行きお皿を持ちながら戻って来た。
皿の上には、赤い何かとひき肉が味噌で炒められていた。
「こいつは、"辛味茄子"と言って普通の茄子より辛味が強い。 それを豚挽き肉と炒めて味噌で味付けしたものでな。
まぁ、一口食ってみろよ」
俺は、言われるがままそれを食べてみた。
口に入れた瞬間、口には辛味と味噌の風味が広がり、そこに豚挽き肉の脂がまろやかさを出してくれた。
「美味い。 晩ご飯のおかずに欲しいから少し分けて」
そんな感じでリオルからおかずを貰った俺は、残りの買い物を済ませそして最後の店に着いた。
目の前には、スパイスと書かれて看板が建っている。
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