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暗い部屋――――
此処何処?
どこかで見た気がする....
何処で?
わからない...
けど―――
此処で泣いてた………
わたし.....
独りで…‥
何で?
わからなぃ...
怖い――――。
「..よ..ゃん..!日和ちゃん!」
何処かで私を呼ぶ声。
お父さん。
助けて...
「日和ちゃん!起きて!!」
ゆっくりと、重い瞼を開ける。
白い天井が目に入った。
「日和ちゃん!大丈夫?パパ分かる??」
顔を覗き込み横でワーワー言ってる。
「大丈夫。」
さっきの何だったんだろう。
ゆっくり体を起こしてみる。
一瞬、くらっとした。
此処は、きっと保健室だよね。
病院いやそれ以上の設備だけど。
なんで倒れたの?私。
父に目を向ける。
「……。」
珍しく目を逸らされた。
「父さん!何か知ってるの?」
激しく頚を横に振っている。
わかりやす過ぎ……
はぁ...
涙目の父。
そんな顔見たくないし。
「寮帰る。」
「日和ちゃん...ごめ」
「何時か話して…‥それまで待つから。」
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