飛ばされて異世界

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周りの景色は茜色に染まり空は赤黒く色をつけ始める 草むらでは鈴虫だろうか、リーンリーンと音が聴こえる。 「あぁーもうこんな時間か‥」 海は携帯を手に取り一言そう呟いた。 コンビニへ行った帰りなのだろう 手にはタバコ、炭酸飲料等が入った袋を持っている。 「家に帰ってゲームでもするか」 海は徐に(おもむろに)ポケットから タバコを取り出し残りの本数を確認し タバコに火を付け右手に持ちながら海は来た道を戻っていた。 「明日からまたバイトか~だるいなー」 まさか明日という日を違う形で迎える事になろうとは この時‥海はまだ思いもしなかった。
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