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リフレの魔法…それは元の力のまま、何でも弾き返すという物だった。
威力は少し下がってしまうが、魔法だけをはじき返すのは町の障壁にも使われている。
もしリフレの魔法が他の事にも利用できるならば、更なる障壁魔法の発展に繋がる。
「でもおじいちゃん…私は今日ここにきたばかりだよ?」
まだ友達もいなく町の様子も把握できてない状態で、一人で通うのは心細い…そう感じているリフレに祖父は。
「その事なら大丈夫だよ、ここのギルドには2人リフレと同じ年の男の子がいるから、その子達と一緒に通えばいい」
「えっ、男の…子?」
リフレはまだ15歳、同じ年の人がギルドで働いているのに驚く。
驚くのも無理はない、ギルドに入れるのは18歳からなのだから。
「今は長期任務に行っているけど、その子は言う事をよく聞いてくれて優しいが、今日は休みのもう1人の子がこれまた厄介で…」
愚痴まじりに、2人の男の子の事を祖父が話していると突然扉が壊れ、リフレの3倍ほどありそうな大きな火の玉が飛んできた。
「きゃっ!」
彼女は悲鳴を上げ頭を押えてその場にしゃがむが、それだけではとても避けられそうに無い。
すると…。
「おいジジィ!生き…ギャーッ!」
リフレの魔法が発動して火の玉を反射し、使用者の男の子に直撃した。
いつもギルドマスターに当てている為、まさか跳ね返ってくるとは予想もしてなかっただろう。
そして魔法が返って行った先には、一人の男の子が服から煙を上げ仰向けで倒れていた。
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