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ヘラクレスさんは私の頭に上についた葉を取りながら
「…今朝も思った…けど…顔色…あまりよくない…まだ暑いし…体には気を…つけた方が……いい
……じゃあ、また明日…」
「………」
『ナゾっぽいとこあるよな』
顔が赤くなっているだろう事を感じながら
……何となく、分かったような気がします
あまりのきれいさに魂を吸われた気分…
「調子にのるんじゃねぇぞ………ヘラクレスくんの優しさにつけあがるんじゃねぇぞォ!?」
木の影から除くファンの方に肝を冷やしました。
『体には気を…つけた方が……いい』
でもヘラクレスさん。それは気づかなかった事にして下さい。母上はもっともっと大変だったでしょうから
私が三つの時お父さんは病死
それから働いて働いて生活を支えた母上
私を守ってくれた母上
いつだってパワフルで明るくて
そんな人がまさか事故で死ぬなんて思わなかった
私の取引先はもめました。色々事情があったのでしょう
結局
おじい様の家に決定しました。
年金暮しのおじい様の負担にならないように学費と生活費は自分で払う事も約束しました。
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