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「テントの近くだったり――――!!」
「まっさかぁ――――っ」
「で?どこなの?」
「…………っ」
そのまさかでした…。
「大変です…!テントの中には母上の写真が…!母上!!」
「本田さん?」
私は急いで土を触りザッザッと土を掻き分ける。
「本田さん…落ち着いて…熱が上がる」
「ですが…!母上が!早く出して差し上げねば…!」
母上…!
「苦しがります…!」
尚も土を掻き分ける私の手にそっと手が添えられた。誰かと思い顔をあげればそこにはフランシスさんが安心させるような素敵な笑みを向け
「明るくなってからもう一度こよう。二次災害でも起きて君が怪我でもしたらマミィはもっと苦しむよ?………ね?」
私は黙りこんで笑顔に翻弄されたのか、それとも説得に納得したのか分からぬままに頷いた。
草摩家につくと敷き布団を用意してもらい寝るように促されました。
「今、ヘラ君が氷探してるから。多分疲れだよ無理がたまってたのかもね」
「…また“家”を失ってしまいました…」
「…つらいかい?」
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