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「でも卒業したら一人暮しを始めたいと思っていまして今から貯金をためておかないと」
「ちぐじょー泣かせる話すんじゃねーあるよ!!食え菊、体力つけろある!!」
「はい!」
「これ作ったの菊くんだよ★」
「お前まだ父方の両親ン家に世話になってるあるか!?」
「はいっ」
うっ今かなりドキッとしました。
「メシぐらいちゃんと食わせてもらってるあるか!?バイト代全額せしめられたりしてないあるか!?」
「おいしい☆」
言えません…
テントで暮らしてるなんてわかったら激怒した玉さんがおじい様の家にバイクで突っ込みかねません…
下校の時間になり下駄箱に早足で向かうとそこにはヘラクレスさんがいらっしゃいました。
「あ…ヘラクレスさん…今朝は失礼いたしました…」
「ん…別に…こちらこそフランシスが迷惑かけた…」
「いいえ!!とても素敵な方ですね。十二支の置物とかも観せてもらって…」
「なんか…話してた…“猫年になる”とか」
「ズレた子供だったのです。私」
「うん…猫はバカ…だよ…タチも…悪い」
「は?タチも悪いですか…?」
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