魔法の使えない少年

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ここは、アラパンド魔法学園。 高等部1年E組に、授業中にもかかわらずとても深い眠りについている少年がいた。 「……zzz」 彼の名前は神永 凜(かみなが りん) この学園で唯一魔法を使えない少年だ。 「えー……じゃあ中等部の復習の問題で魔法について…じゃあ神永!」 この先生は、1年E組担任の坂上 綾香(さかがみ あやか) 若い女の先生だ。 「はい!?なんでしょう!?」 飛び起きたはいいが、何を聞かれているかが全くわからない。 ここで先生がもう一度、 「魔法についてだ」 一言で説明を終えた。 この質問に対して凜は、 「えっと……魔法とは体の中にある魔力を使って発動します。魔力の量は人それぞれですが、魔力の量は努力をすることによって、増やすことも可能です。魔法には、火、水、雷、風、地、光、闇、無の8種類があります。 また魔法にはランクがあり、初級魔法(BEGINNER)、中級魔法(MIDDLE)、上級魔法(HIGH)、最上級魔法(SUPER)、そして、力が大きすぎるために禁じられた、禁忌魔法(TABOO)の5種類があります。…………こんな感じでいいですか?」
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