心×恥

2/2
前へ
/6ページ
次へ
ん…此処は何処でしょうか…。真っ暗闇のなかで今僕は寝ていたみたいです。 『のっく起きた?』 奥の方から声が聞こえる。なんか聞いたことある声…。 『ゆーちゃん…ですか?』 『うん。そうだべ?』 嬉しくて起き上がろうとしたけど手首には鎖が巻かれていた。 『ねぇ…ゆーちゃんこれ…取ってくれませんか?』 『駄目だよ。ごめんね、のっく。オイラつーのさんにのっくをこっから出しちゃ駄目って言われたんだ…。』 なんで?…剛にぃはヤキモチやいてるのかな…この前ゆーちゃんが僕のほっぺにキスしたから? 『で、ゆーちゃんは剛にぃの所に行っちゃうんですか?』 『うん…。ごめん…。』 そっか、ゆーちゃん剛にぃの所に行っちゃうんだ…僕これからどうなるんだろう…。 『……なら。』 『ん?何か言った?』 『ゆーちゃん、さようなら。』 ゆーちゃんは暗い部屋から泣きながら出て行った。 僕ゆーちゃんの事好きだけど…ゆーちゃんは剛にぃの事が好きなんだよね。 『とりあえず…もう良いから、早く出してくれないかな。』 END
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加