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「ハッピーバレンタイン!!」
ラックはきれいに包装された箱を俺に差し出した。
「サンキュー。開けていい?」
「うん!」
俺が箱を開けると、中には手作り感あふれるチョコレート。
「リリと一緒に作ったの」
だから昨日俺を隣町までお使いに行かせたのか。
作ってるのを見られないようにするために。
チョコを一口かじる。
口内にほどよい甘さが広がった。
ラックは俺をじっと見ている。
味の感想が聞きたいんだろうな。
「まぁ料理の苦手なラックさんにしては上出来ですね」
「もう!二度と作ってあげないんだから!」
俺は笑って、すねるラックにキスをする。
「お味は?」
「・・・・・・・・甘い///」
end
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