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亮に支えられ保健室に連れてこられた美沙だったが運が悪いのか保健の先生が見当たらずに2人共が困ってしまった。
亮『雨音さん大丈夫?足ひねったりしたよね?』
美沙『大丈夫…ただの捻挫だと思うし。自分で何とかするから神村君も戻っていいよ…』
亮『駄目だよ!そういうのはちゃんとしないと!僕が包帯と湿布を探すから雨音さんは座ってて』
美沙『…わかった』
美沙は亮に言われ大人しく座っていたが内心は焦っていた。
美沙(くじいたのは足首だし大丈夫だよね…。あんなアザは誰にも見せたくない)
そうこう考えていたら手早く包帯と湿布を探して亮が美沙の元へ戻って来た。
亮『雨音さん ちょっと足を触るね…。これは痛い?』
美沙『ッ!大丈夫…後は自分でやるから』
亮『包帯は自分じゃ上手く巻けないだろ?それに少し腫れてるし今日は家まで送ってくよ』
責任感が強いのか亮にサラッと言われて美沙は嫌が応でも従うしかなかった。
美沙『私がどんくさいから…ごめんなさい』
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