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愛『もしかしたら私の勘違いかもしれないとは思ったんだけど…彼女 雨音さんが階段を踏み外して亮が助けた時に私の方を見て微笑んでたのよ…気のせいだと思うんだけど気になってしまって。私…何か彼女が苦手なのよね…』
サラッと偽りを話す愛に当たり前かの様に真弓は乗って来る。
真弓『そんなの気のせいなんかじゃないよ!愛はきっとハメられたんじゃない?愛は素直だからね…。それにしても雨音さんがそんな人だなんて…。まぁ~自己紹介の時から何かおかしいとは思ってたけど酷い人だね!』
愛『そんな風に決め付けたら雨音さんに悪いわ…。私の勘違いかもしれないし。ただ真弓には聞いて欲しかったの…ごめんね愚痴みたいになって…』
愛の中では真弓が乗って来るのは計算済みだった。愛にとって真弓は友達であると同時に自分に忠実な扱い易い下べのような存在だった。
真弓『そんなの絶対にワザとに決まってるよ!愛はお人好し過ぎだよ!?でも安心して私の大切な親友に酷い事するなんて…愛は私が守るから!』
真弓は愛の計算通り美沙に対して悪意を抱いた。
愛は心の中で微笑みながら真弓に抱きつき、
愛『ヤッパリ真弓は私の大切な親友よ!何時もありがとう』
真弓の美沙に対する悪意にとどめを刺すように愛はけしかけたのだった。
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